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公示地価（公示価格）

国土交通省が公表しており、土地取引価格の一般的な指標として用いられています。1月1日時点の更地としての価格を調べ、毎年公表してくれます。

固定資産税評価額

固定資産税や登録免許税など、不動産に関する税金を課税する場合の基準として用いられるのが固定資産税評価額です。3年に1度のタイミングで価格の更新が行われますが、次の更新までに大幅な価格変動が起きている場合は、修正されるケースもあります。

相続税路線価（相続税評価額）

贈与・相続税の基準となる価格のことを、相続税路線価と呼びます。国税庁が毎年1月1日時点の価格を7月に発表します。

実勢価格

実勢価格とは、実際の不動産売買の取引価格を指す言葉です。金額を求める際は、近隣の取引事例を参考にします。実際にどのような金額になるのかは、売主・買主双方の話し合いによって決定されます。

土地の環境

「駅徒歩・バス停が近い」「スーパーが周りにある」など、整った環境にある土地は高い金額で売買されるケースが多いです。

逆に下水処理場やお墓など、生活をする上でマイナスに感じてしまう環境にある土地は、価格が下がる傾向にあります。

土地の特性

土地の形、道路との高低差など、土地の特性も価格に大きく影響します。特殊な形状の土地は利用しにくいため、相場より安くなる場合が多いです。道路との高低差に関していえば、道路と比べて低い土地は安くなる傾向にあります。

それぞれの事情

土地の価格は、売主の都合によって変わることもあります。例を挙げると、「いくらでも良いから早く売りたい」と売主が考えている場合は、相場よりも安い価格で売却されることも珍しくはありません。